こんにちは! 心理セラピストのあなゆきです。
今日は「願い事が叶いやすくなる潜在意識の整え方」についてお伝えします。
夢や願い事がなかなか叶わないのはなぜ?
夢や願い事があって自分なりに努力しているんだけど、なかなかうまくいかない時ってありますよね。
- 心から愛しあえるパートナーと出会いたいのに、なかなか素敵な人と巡り合えない
- 資格取得のために頑張ろうとしているのに勉強が進まない
- 妊娠したくて不妊治療をしているが、なかなか授からない
- ダイエットに励んでいるのに、理想の体重にはちっとも近づかない
こういう時は、顕在意識と潜在意識が喧嘩しているかもしれません。
顕在意識と潜在意識が喧嘩?
なんじゃそりゃ? と思った方のために、簡単に顕在意識と潜在意識の関係性についてお伝えしますね。
顕在意識と潜在意識の関係
意識はよく氷河に例えられますね。
この絵を見たことがある、という方も多いと思います。
私達の意識は、「顕在意識」と「潜在意識」の2層構造になっているんですね。
超簡単に説明すると
顕在意識は論理的思考をするところ。
潜在意識は直感、感覚、記憶を司っているところです。
普段は顕在意識の部分をフル稼働させて、思考し行動しています。
なぜなら、顕在意識の部分しか気付けないから、です。
顕在意識で考えていることがすべてで、それが私だと思って生きてます。
潜在意識は無意識ですもん。なかなか気付けないんです。
ここに何が書き込まれているのか、普段はわかっていません。
でもですね、ここで大事なポイントがあります。
守備範囲がこんなに違います。
- 顕在意識=全体の意識の僅か5~10%
- 潜在意識=全体の意識の90%~95%
っていうか、ほとんど潜在意識が占めていますから、潜在意識の影響力って絶大なんです。
ひとりと9人で綱引きしているようなもんですね。
どちらが勝利するかっていったら……
はい、9人の力でぐいぐいと引っ張ってくる「潜在意識」チームなんです。
潜在意識にどんな情報が書き込まれているのかによって、現実に起きることが影響されていきます。
引き寄せの法則を使いたいなら
「引き寄せの法則」に関心の強い方も多いと思います。
俗にいう「引き寄せの法則」は、一言で説明するなら「思ったことが実現する」ということです。
良いことを考えていれば、その通りに良いことが起こるし、
悪いことを考えていれば、その通りに悪いことが起きてしまう。
引き寄せ信者になって、「常に悪いことを考えちゃダメ、ポジティブシンキングしていなくっちゃ!」という人もいますが、本当にそれで人生がうまくいくのでしょうか。
そんな単純にはいかないと思うんです。
(むしろこの思考は抑圧を強めるので、願望が実現するどころか、生きづらさが増してしまうかも。これはまた別の記事で書きますね)
いくら顕在意識で強く願ったとしても潜在意識がそれを願っていなければ、願望実現は難しいでしょう。
潜在意識に書き込まれている情報によって現実が作られていきます。
引き寄せの法則とは、潜在意識にきちんと働きかけられていなければ効果は望めないでしょう。
顕在意識と潜在意識が一致していて、同じことを願っている状態になっている時こそ、思い描いた夢が叶う時です。
ダブルバインドが起きているかも?
心理学用語で「ダブルバインド」という言葉があります。
二重拘束という意味で、ふたつの矛盾した命令に混乱し精神的にストレスがかかっている状態をいいます。
家庭内や職場で、一度は経験したことがあるんじゃないかなぁ。
- 子ども時代、お母さんから「怒らないから正直に話してみて」と言われて、正直に話したらこっぴどく叱られた。
- レストランで注文するときに「好きなものを選んでいいよ」と言われて、食べたいものをチョイスしたら「もっと野菜の多いものにした方がいい」とメニューを変更させられた。
- 「勉強しなさい」と言われ、勉強に勤しんでいると「少しは家のことも手伝いなさい」と怒られた。
- 上司に相談に行くと「相談ばかりしていないで、自分でちゃんと考えなさい」と言われ、自分で考えながら進めていると「なぜ、報告してこないんだ?」と咎められた。
これらもダブルバインドと言えます。
人間関係の中でこういうことが繰り返されると、混乱してどうしてよいのか分からなくなりますよね。
本当にこの世は矛盾ばかりです。笑
このダブルバインド現象が自分の中でも起きている可能性があるのです。
潜在意識と顕在意識にある情報が、相反している時です。
例えば、恋愛したいと強く願っているとしますね。
これは自分が気付いていること=顕在意識の思いです。
素敵な人と出会って楽しい恋愛をするために、出会いの場を求めたり、自分磨きをしたり努力を重ねているとします。
でも、なかなか良い人には出会えないし、恋愛が始まってもすぐにダメになる。
頑張っても全然うまくいかない。
そういう時は、潜在意識の中では「恋愛したい」と思っていないのかもしれません。
恐怖や不安、わずらわしさみたいなものを抱えていると、その思いが優先されてしまうでしょう。
もし、こんな風に顕在意識と潜在意識の声が相反しているとしたら?
(顕在意識の声)
恋愛したい! 素敵な人と出会いたい!
(潜在意識の声)
・人を信じて傷つきたくない
・私を愛してくれる人なんていないんじゃないか
・今は仕事を頑張る時だから恋愛にうつつを抜かしている場合じゃない
さきほどの綱引きを思い出していただければ、どちらの声が勝つかはもうお分かりですよね。
潜在意識の中に書き込まれている思いが優先されて、現実化されてしまうのです。
願い事を叶えていくためには、潜在意識にある思いをチェンジしていく必要がありますね。
潜在意識の特徴を知って活用していこう
ここで潜在意識の持つ特徴について理解を深めていきましょう。
潜在意識=無意識、気付いていない部分ということはさきほどお伝えしました。
さらに、潜在意識は次のような特徴があります。
● もうひとりの自分(より本質的)
● 変化が嫌い(現状維持が好き)
● 純粋でデリケート
● 繰り返し受け取るものを重視する
● 過去・現在・未来の区別がない
● 現実に起きたことなのか、イメージなのかを判断しない
● 与えられたものをそのまま受け取り、蓄積する
● 蓄積されたデータから、反応パターンや思考癖、セルフイメージを形成する
● ひらめき、直感力を生み出す
今日は、アンダーラインを引いた2つの特徴に注目してみたいと思います。
変化が嫌い(現状維持が好き)
潜在意識は変化を好みません。
決して現状に満足していなくても、今の状態を維持しようとします。
ということは、新しいステージよりも馴染みのある場所を選びやすいのです。
それがベストでないと分かっていても、です。
自分を変えたいと思うなら、意識的に「変化を伴う選択や行動」をしていく必要があります。
繰り返し受け取るものを重視する
潜在意識は、繰り返しに弱いのです。
インプットされた情報をそのまま蓄積していき、量が一番多いものを信念として採用しているようです。
例えば、親が自分の事を認めてくれない、ダメ出しばかりする、という経験を繰り返した結果、親から評価されていないと思い、「自分はダメな子なんだ」というセルフイメージが信念体系に刻まれてしまうかもしれません。
自分のセルフイメージを変えていきたいのなら、これまでにインプットされてきた否定の言葉を凌駕する量で、自分を肯定していくことが必要になります。
「自分はこのままで大丈夫」「私はなかなかよくやっている」という風に、等身大の自分を認め続けていくと、セルフイメージが少しづつ変わっていきますよ。
願い事を叶えやすくするには
顕在意識と潜在意識の思いを一致させていくことで現実が動いていく、ということはもうお分かりいただけたと思います。
では、どうやって一致させていけば良いのでしょうか。
セルフワークで出来る方法と、ヒプノセラピーでのアプローチに分けてお伝えしていきますね。
まず、セルフワークとしては、私自身も行っている「セルフミーティング」という方法をご紹介します。
おすすめワーク:セルフミーティング
セルフミーティングは、自分の中の相反する気持ち、心の揺らぎを見つけて、受容していくワークです。
無理に一致させようとするのではなく、まず現時点での心模様を把握していくことを大切にします。
その方が、潜在意識は変わりやすいからです。
①もうひとつの思いに気付く
「実は、自分の心の奥底では違うことを願っているのかも」という前提において、表面で思っている願いと裏腹な思いがないかを探っていきます。
これ、無意識にあるものを探るということですから、ひとりでやるには難易度が高いんですよ。
でも、良い方法があります! それがセルフミーティングです。
自分とは分身の集まりでできているんだ、と思ってみてください。
顕在意識の私(気付いている私)とは別に、潜在意識の中にはいろんな個性を持った分身たちが存在していると。
人間は複層的です。
本音と建て前、裏と表、公的と私的、右脳と左脳、開放と収縮、男性的な部分と女性的な部分。
さまざまな視点を持ち合わせることでリスクを回避しながら、世界をサバイバルしています。
このさまざまな視点というものを「分身」に見立ててみます。
自分を構成している分身たちが会議室に集まっているようなイメージをして、顕在意識の私が進行役を務めます。
分身たちにこう問いかけてみましょう。
顕在意識の私
そう心の中で聞いてみた時に、ふと湧いてきた言葉や感情があったら、書き留めていきましょう。
湧いてきた言葉、感じたインスピレーションは、ダブルバインドを生じさせている「もうひとつの思い」かもしれません。
②反対意見を受け入れる
反対意見を持っていて抵抗している分身がいると気付けたら、このワークはとてもうまくいっています。
顕在意識の私
分身
こんな風にすごく怖がっている分身さんがいるかもしれません。
抵抗する分身さんもあなたのことを守りたい一心なので、受け入れていきましょう。
「こんな思いもあったんだね、そうか、そうか」と優しく声をかけてあげるイメージをします。
③割合を考えてみる
抵抗している分身さんを落ち着かせていくことはそう簡単ではありません。
でも自分の中に抵抗する存在がいたんだ、という気付きは大きいもの。
果敢にチャレンジしたい自分も、ビビって怖がっている自分も、大切な自分自身だから、潔く相反していることを認めましょう。
ここで、割合を考えてみてください。
チャレンジしたい自分と怖がっている自分の割合です。
チャレンジしたい自分が9:怖がっている自分が1なのか、怖がっている自分はもっと大きいのか、五分五分なのか。
そうやって今現在の心模様をしっかり把握していきます。
すぐには顕在意識と潜在意識を一致させていくことは難しいかもしれませんが、こうやって今の自分をそのまま理解してあげるんです。
④自分の気持ちを宣言する
最後に、ファシリテーターとして顕在意識の自分から、分身さんたちに向けて、改めて自分の願い事を伝えてください。
顕在意識の私
こんな風に、自分の気持ちを宣言してみてください。
セルフミーティングはこれで終了です。
気付きと受容を行っていくワークですが、これを行っていくだけでも不安感が薄れると思いますし、潜在意識に変化をもたらしていくはずです。
ヒプノセラピーでのアプローチ
ヒプノセラピーの実際のセッションでは、どのように進められるかをご紹介します。
願望達成がテーマのセッションでもさまざまな方向性がありますが、流れの一例を書いてみます。
催眠状態の中で、夢の実現を妨げている真の要因を探っていきます。
ネガティブなビリーフ(思い込み)やトラウマなど、心理的ブロックが潜んでいれば、その解放を試みていきます。
不要なエネルギーを脱ぎ捨て、まっさらな自分自身に戻っていくことを目指します。
そのうえで、本当に自分が望んでいることを再検討します。
ずっと願っていたことでも、エネルギー調整を行ったあとには、意味のないものになっている場合もあるからです。
純粋な望みに繋がることができたら、望ましい未来へと旅をし、成功イメージを潜在意識に植え込んでいきます。
ネガティブエネルギーの解放を行ったうえでないと、ポジティブなイメージや言葉というのは潜在意識に浸透させていくのは難しいものです。
また、実際に潜在意識と繋がっていくと、本当の望み自体が違っていて、より純度の高い真の望みに出会えることも多いので、決めつけることなく、慎重にセッションを進めていきます。
すべてはクライアントさんの潜在意識の中に答があります。
まとめ
今回は、願い事をかなえていくための潜在意識の活用術についてお伝えしました。
顕在意識でどんなに「こうなりたい」と願っても叶わないのは、潜在意識が伴っていないからです。
ダブルバインド(ふたつの矛盾した命令)が自分の中に起こっているとしたら、それによって現実がうまく進まない可能性があります。
潜在意識は無意識=気付けていない領域なので、なかなかキャッチしづらいのですが、今日ご紹介した「セルフミーティング」のワークをぜひやってみてください。
自分を優しくみつめる時間によって、自分の中にある不一致に気付けるかもしれません。
気付くことが大きな変化を起こす最初の一歩です。
潜在意識のある思いを理解したい、そして書き換えていきたいという時は、ヒプノセラピーはお勧めです。
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諏訪さん
記事を読んでくださってありがとうございます。
このブログは始めたばかりで、操作も試行錯誤でやっていまして、おろおろしながらやってます。
ですので、温かいお言葉が余計に染みますし、励みになります。
LINEもはじめたばかりで、恐る恐るやっていきますので、不手際があったらぜひ教えてください。
いつも応援ありがとうございます!!