行動したいのにできない時はインナーチャイルドケア

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コロナの影響で、この2年間、いろいろな制限を強いられましたが、だからこそ、人の意識が大きく変わってきたように感じませんか?

「これまでの人生の延長線上に想定内の未来が続いていくでしょ」ってなんとなく思いこんでいた意識が改革を起こして、

「いやいや、そうじゃない。自分の人生は自分でクリエイトしていかなくちゃ!」って本気になってきた人が多いようにお見受けします。

きっとね、これから、大きなジャンプをする人がたくさん現れるはず!

今年は、大きなジャンプをするために、いったんキュッと体を小さく縮めて準備をしていた時期だったんじゃないかしら?

2022年は、そのため込んだパワーを放つときです!

会いたい人に会える。
行きたいところに行ける。
やりたいことがやれる。

そんな1年になるとよいですねー!

 

新しいステージに行きたいな、と思うなら、どんどん行動していかないとです。

ただ、一方で、「行動したいけどできない」というお悩みは多く聞きます。

  • 人の目が過剰に気になる
  • 自分のやりたいことがよくわからない
  • なにかあると、まず、自分のことを責めてしまいがち
  • 無気力なことが多くてエネルギーが沸いてこない

このようなことで悩んでいる方は、もしかしたら、インナーチャイルドを元気にしてあげる必要があるかもしれません。

インナーチャイルドという言葉は、ご存じの方も多いと思いますが、実際に、自分のインナーチャイルドとコミュニケーションできている方は、少ないかもしれません。

インナーチャイルドという概念は、交流分析という心理学から生まれたと言われていて、直訳すると「内なる子ども」となります。

あなたの中に、子供のあなたが存在していて、その子が本当のあなたらしさや、本音を抱えているとイメージしてみてください。

純粋な存在であるインナーチャイルドは、誰の中にもいます。

このインナーチャイルドが傷を負っていると、自分らしさが発揮できなかったり、自分の本当の気持ちと繋がれないんです。

反対に元気なインナーチャイルドが存在していると、自分が自分でいることに心地よさを感じたり、くつろいでいられます。自分の欲しいもの、本音を大切に、良い意味で自分ファーストで生きている人が多いです。

インナーチャイルドをケアしてあげることは、あなたのメンタルヘルスに直結していきます。

子供の頃、家庭や学校生活の中で、ありのままの自分を出せずにいた人は、インナーチャイルドが傷ついていることが多いと言われます。

安心を感じられる環境で過ごすことができなかったとか、親から健全な愛情をもらえなかったとか、学校でいじめに苦しんだりとか、逆境の中で育ってきた方もたくさんいらっしゃいます。

そういう方は、家庭や学校生活で、リラックスより緊張の時間が長かったでしょう。
サバイバル状態で、日常的に心身に負担がかかっていたということですから、インナーチャイルドも苦しかったはずです。

また、虐待やいじめなど深刻な問題を抱えていたわけではないけれど、子供の頃、日常の中で少しづつ少しづつ我慢を重ねた、という方も、インナーチャイルドの傷を抱えているかもしれません。

両親から多くのものを与えられ、導かれ、自分では何も選択しないできた、という一見恵まれているように見える境遇でも、自分の気持ちを自由に出せずにいたのなら、そこには我慢があったはずです。

また、両親が大変そうに見えていたので、子供の方が親に気を使っていた、そんな環境だったとしたら、その場合も、ありのままの自分で子供時代を過ごせなかったでしょう。

いわゆる大人から見たら「育てやすいいい子」に映っているようなケースほど、子供は我慢しているかもしれないのです。

しっかりしていて大人のいうことをちゃんと聞いたり、お兄ちゃんお姉ちゃんとして下の子の面倒を見ていたり、とにかくよい子で問題がないと、放っておいても大丈夫、と思われがちなです。
でもそんなお子さんほど、実は複雑な面を持っています。

おかれた環境の中で生き延びていくために、良い子でいることを選択せざるを得なかった、というケースもあります。

たとえば、兄弟が体が弱くて、親が看病しているというおうちだったら、健康な自分は親に迷惑をかけないようにしないといけない、とか、体の弱い兄弟に大人の注目が寄せられるので、自分は良い子になって承認してもらおう、とか。

無意識に良い子のポジショニングをとって、家族の中で存在感を出そうとしていることがあります。

本当は寂しくて、もっと親に構ってもらいたいと思っても、平気なふりをしている。

時には、わがままを言ったり、駄々をこねたくなるけど、ぐっと我慢している。

そうやって本心や欲求を封じ込んで過ごしていると、本来は、天真爛漫に過ごしていいはずの子供時代が失われてしまいます。

見た目は子供でも、中身は早々と大人になってしまっているんです。

私が数々のセラピーで出会ってきたインナーチャイルドは、我慢強い子が多いんです。

親への愛、状況把握の力、器用さがあるから、良い子をやすやすと演じられる。

でも、その分、自分の中の純粋性を我慢させているんです。
ありのままの自分でいられなかった分だけ、インナーチャイルドが傷ついています。

インナーチャイルドの声を無視し続けていると、インナーチャイルドはあきらめて、もう声を発することをやめてしまいます。

自分のやりたいことが分からないとか、無気力になりやすい、という場合は、インナーチャイルドとの繋がりが切れてしまっているからかもしれません。

もしそうならお手当してあげたいですよね。

インナーチャイルドの傷を癒し、大人の自分との信頼関係を結びなおすことができると、自分自身とすごく近くなったような気がすると思います。

このままの私でいいという感覚。
生きやすく、自分にくつろいでいる感覚。
それがある時は、インナーチャイルドが元気でいる証拠です。

ヒプノセラピー年齢退行療法というセラピーでは、催眠の中で、子供の頃に戻って、当時、強いストレスを感じていたこととか、傷ついたことなどを確認し、子供時代から持ち越してきた心の傷を癒し、解放していきます。

まさに、それは大人の自分が子供の自分を救っていく、インナーチャイルドケアです。

健気に頑張っている小さな自分を称え、抱きしめてあげることができたとき、セルフイメージも肯定できるものへと変わっていきます。

私たちは自分についつい厳しい目を向けがちですが、もっと自分のことを認め、慈しんでいく時間が必要なんじゃないかな、と思います。

自分に優しくしていてくださいね。

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