「自分を変えたいけど、なにから手を付ければいいの?」と迷っているあなた。
環境を変えようとしたり、新しい人間関係に飛び込んだり、学びに勤しんだりと、さまざまな努力をしているかもしれません。
お金もかからず、StayHomeしながら誰でも出来る、超簡単な方法があります。
それは、あなたのつぶやきを変えること!
あなたは普段どんな言葉を多く発しているでしょう?
日々の自分の言葉の使い方を思い出しながら読んでみてくださいね。
つぶやく言葉に知らず知らずに影響を受けています
私たちは、朝起きてから寝るまでの間に、心の中でなにかしら呟いています。
(そのほとんどは無意識なので気が付いていないですが、無意識だからこそブツブツと永遠につぶやいているはずです。)
たとえばこんな感じで反射的に何かをつぶやいている。
朝起きて窓を開けたら、あいにくの雨だった。
心のつぶやき→→「ちぇっ。会社行くの、めんどくさーい!」
電車のドアが目の前で閉まって、予定の電車に乗れなかった。
心のつぶやき→→「わー、ついてない(泣)運が悪い1日のはじまりかも」
セルフトークと言いますが、自分に向けて、絶えず語り掛けていると言われています。
実際に、1日にどのくらいの量を、自分につぶやいていると思いますか?
な、な、なんとその数、「7万回!」
こんな膨大な量をつぶやいているらしいのです。
しかも、個人差はあれど、マイナス思考に偏りやすく、感謝や喜びよりも、不安や不満、ネガティブな意味の言葉を放ちやすいそうです。
確かにそうかも。
朝起きて窓を開けたらあいにくの雨だった、というシチュエーションで、ミュージカル女優気分になり「あら!長靴を履いた猫の気分になれるわ♪」とか、アンニュイ気分に浸り「雨の日にしかできないことを楽しむのよ」とか、そんなポジティブモードになれる人は少ない気がしますし、
電車のドアが目の前で閉まって予定の電車に乗れなかった、というシチュエーションで
「次の電車で座れる確率が高まった、ラッキー」とか、「実は鉄子だから、ホームに長居するのも悪くないわ」などと楽しめる人もいないと思います。
しかしながら、この何気ない自分との会話がもたらす影響って大きいんですよね。
つぶやいた言葉の数々は、潜在意識が受け取り、インプットされていきます。
それが自分の信念体系になり、現実がその通りになっていくのです。
性格を変えたい、行動を変えたい、思考を変えたい、セルフイメージを変えたい。
そう思うなら、日頃からどんな言葉を使っているかチェックしてみましょう。
愚痴、弱音、批判などネガティブな言葉ばかりつぶやいているとしたら、ちょっと見直してみませんか?
放ったものは返ってくる、ブーメランの法則
ブーメランの法則という言葉を聞いたことがありますか?
放つ思考や感情は、結果的に自分のところに戻ってくる、という意味です。
潜在意識は、主語を判断することが出来ません。
つまり、人に向かって放った言葉も、自分のこととして受け止めます。
誰かを傷つける言葉は、同時に自分自身を傷つけることにもなるのです。
逆に、誰かを励ます優しい言葉、思いやりのある言葉は、自分自身にもパワーを与えます。
話した言葉は、自分の耳が一番近いところで聞いていますね。
言霊(音のエネルギー)として考えても、自分が一番影響を受けているのです。
言葉は、栄養にも毒にもなります。
成功者の言葉の使い方
成功者といわれる人達に注目してみると、無意識か意識的かはさておいて、皆さん、言葉の力を活用しているようです。
多くの成功者が、パワフルでワクワクする言葉を発しながら「なりたい自分」を実現させてきました。
たとえば、サッカーの本田圭佑さんの小学校の卒業文集に書かれた内容は、ビジョンを明確に言語化しています。
ぼくは大人になったら、世界一のサッカー選手になりたいと言うよりなる。
世界一になるには、世界一練習しないとダメだ。
だから、今、ぼくはガンバッている。
今はヘタだけれどガンバッて必ず世界一になる。
そして、世界一になったら、大金持ちになって親孝行する。
Wカップで有名になって、ぼくは外国から呼ばれてヨーロッパのセリエAに入団します。
そしてレギュラーになって10番で活躍します。(以下 省略)
実際に近い形で夢を形にされていますが、実現には言葉の力が相当に作用しているでしょう。
現役時代もビッグマウスと言われ、大きな目標を人目もはばからずに公言してきましたね。
「自信があるから強い言葉を言う」のではなく、「自信がなくても強い言葉で自分を奮い立たせる」
そんな意図が感じられるのです。
言葉の力を知っていて、巧みに活用しているような印象があります。
明確なビジョンを何度も自分に刷り込み、「そうなるに相応しい自分」というセルフイメージを作っていったのだと思います。
ビジネスの世界でも言葉の力をうまく利用している人がたくさんいます。
ソフトバンクの孫正義さんもそうですね。
創業時から、「豆腐屋のように「1兆(丁)、2兆」と売上を数えるようなビジネスをやる」とおっしゃっていたというのは有名な話です。
その後、ソフトバンクは日本を代表する大企業に成長しましたし、孫さん自身も2011年に日本の長者番付で1位となり、日本一のお金持ちとなられました。
ですが、もちろん、創業当時はこのような成功が待っているかどうかは分からない、無名な青年だったわけです。
そんな頃から、事業の成功を信じ、50年計画を練り上げ「将来は、1兆、2兆のお金を動かすぞ!」と自分に言っていたのですから、つぶやきのレベルが違います。
本田さんにしても、孫さんにしても、自分に対してかけるポジティブな言葉が、未来を創る原動力になっていることが分かっていたのでしょうね。
前向きになれたり、元気になれることをつぶやく
自分を変えていきたいなら、まず、普段のつぶやきから変えていく。
発することによって、前向きになれたり、元気が出てくる言葉を使うようにするのです。
しかし、注意していただきたいのは、「いつでも強気にポジティブにいよう!」ということを言いたいわけではありません。
弱音を吐きたい時、マイナス思考しか浮かばない時というのも当然ありますし、その時に無理やりプラス思考へと変えていくことが良いわけではありません。
人間ですから、いろいろな状態があって当然なのです。
でも、いつもいつもマイナス思考に陥りやすい、無意識にマイナスな言葉を使っている。
そんな傾向があるのであれば、意識をしてポジティブな言葉に変換してみてください。
使う言葉を変えるだけで、自分のモードを変えていけると思います。
ポジティブな言葉が見つからないときは……
嫌なことがあったとき、自分に自信が持てない時、それをポジティブな言葉に変換していくことって難しいですよね。
人それぞれ思考パターンがあるので、マイナス思考の人は、事象に対してネガティブな言葉ばかりが浮かんでしまうと思うんです。
その場合も、トレーニングしていくと、脳の反応が変わります。
物事や相手の良いところをフォーカスできるようになると、言葉が変わります。
その逆もしかりで、言葉から変わると、自然に物事の良い側面が見えるようになります。
ふたつのおすすめアイテムがあるのでご紹介しますね。
ネガポ辞典
見方を変えればすべてがプラスになる。ネガティブワードをポジティブに言い換える辞典です。
私はアプリを入れていまして、暇な時にちらっと見るだけでも、面白いし、ポジティブモードに変わります。
私もポジティブな方だと思いますが、とても思いつかない発想の数々で、よんでいるとリスペクトの気持ちが湧いてきます。
書籍も出ていますよ。
和田裕美さんの「人生を好転させる 新・陽転思考」
マイナス思考しやすいという人は、和田裕美さんが書かれた「陽転思考」をぜひ読んでみてください。
和田さんが提唱されている陽転思考とは、プラス面だけを見よう、というものではありません。
あきらかにマイナスにしか見えない出来事からもプラスを探し、そこからプラスとマイナスをもう一度見直し、どちらがいいかを自分でチョイスする考え方、それが陽転思考だとしています。
この「プラスを探していく」という行為が習慣化すると、いろいろな側面から事象を見ることになり、自然にポジティブな捉え方も身に付きます。
まとめ
たかが、つぶやき。されど、つぶやき。
1日に7万回も自分と話しているのだったら、良い影響をもたらす対話をしていきたいものです。
注意して観察していると、成功者と言われる人達は皆さん、言葉の使い方が巧みです。
自分に栄養を与える、希望の方向へ進ませてくれる言葉を選んで使っていきたいですね。
自己啓発書を多く書かれたジョセフ・マーフィー氏はこんな言葉を残しています。
幸福な人生を歩んでいる人は、言葉の使い方を知っています。
言葉は選んで使いなさい。
言葉の選択一つで、人生は明るくも暗くもなるのです。