こんにちは、あなゆきです。
最近、願ったことが叶いやすい気がするんですよ。
すぐ売り切れちゃう豚小間肉の少量パックが手に入った、というようなささやかなものから、理想的なお仕事のオファーをいただくような大きめの願い事まで、なんだかスルッと叶っているんです。
なぜか?
もしかしたらなんですけど、半年ほど前に、ある1冊の本を読んで、それから神様への祈り方が少し変わったんですね。
「祈り方を変えれば願いが叶いやすくなるよ」なんていうと、自己本位的でナンですが、祈り方を知るって大事なことで、神様と接するための神髄を知るってことになるんです。
今回は、神道をベースにした祈り方をご紹介しますね。
日本には隅々まで祈りの場所が用意されている
皆さんは神社にお参りに行きますか?
私は特定の宗教を信じているということではありませんが、昔からなぜか神社参拝が大好きで、ちょくちょくお参りに行っています。
鳥居を通って境内の敷地内に入ると、喧騒から離れて清らかな気に包まれますよね。
あの独特な感じがたまりません。
心の中だけでも神様へのお祈りは出来るけれど、祈りの場所が用意されていて、そこに自由に行けること自体が素晴らしいな、って思うんです。
神社は、日本のすみずみに至って存在していて、その地域をお守りくださっています。そして、基本的に出入り自由です。
神様は分け隔てせず、おおらかに迎え入れてくれるものの、一方であの凛としたエネルギーはやはり神域だからこそ。
玉砂利が敷かれた参道を歩いていると、無言で襟を正されるというか、自分のありようが見透かされてしまうような緊張が走りませんか?
あれは、お清めされた石の上を歩かせていただいていることにより、それだけで身が清められ、浄化されているらしいです。
神様に会いに行くためのお作法を知っていますか?自信がなかったら勉強してから行きましょう。
考えてみたら、神社参拝って神様に会いに行かせてもらうってことだから、そりゃあ、それなりの心構えとか作法を持って臨む必要があるんじゃないかと思うんです。
神社は、参拝者に対してあれやこれやと細かく注意はなさらないけれど、だからこそ、お参りする側がわきまえておかないといけないってことなのでしょう。
- 神社や神様に失礼のないように振る舞いたい。
- 神社では感謝の気持ちを伝えるだけの方がいいの?
- それとも、願い事をどんどん伝えていいの?
- いくつもの神社にお参りしても大丈夫?
参拝を重ねるうちに素朴な疑問どんどん出てきたので、いろいろ調べながらお参りしてきましたが、最近、まるっと分かりやすくまとまっている本を見つけました。
「祈り方が9割 願いが叶う神社参り入門」
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神社参りや神様との繋がり方には、ちゃんとしたお作法があり、それを「願いをかなえる技術」として一般の人にも分かりやすい表現で伝えてくれています。
著者の北川達也さんは、会社経営をされているビジネスマンでありながら、神道について学ばれ、神職養成機関で取得できる最高階位「明階」を持つ方だそうです。
個人的な見解とか体験談ではなく、日本古来から伝わる神道に基づく学術的な内容なので、教養と意味でも勉強になるのですが、さらに私達の人生に活かすための実践的な視点で教えてくれています。
この本によると、神様へのお願いの仕方というのがちゃんとあって、それに沿っていると願いは叶いやすくなるそうなんです。
願いが神様に届く「愛情の祈り」とは?
ここでは、願いが神様に届く「愛情の祈り」について簡単にご紹介します。
まず、願いには、「清浄な願い」と「不浄な願い」という2種類があります。
不浄な願いとは……
みんなのことより、わたしの事。社会のことより個人のことを第一とする願いです。
清浄な願いとは……
わたしのことよりみんなのこと。個人のことより社会のことを優先する願いです。
神社とはもともと、個人のことではなくて公のことを願う場所として存在しているので、神様は、清浄な願いを聞いてくれます。
この清浄な願いのことを「愛情の祈り」と表現しています。
愛情の祈りとは、伝統的な神道の「修理固成しゅりこせい」の考え方に基づいて、著者が現代の参拝者に分かりやすいように意味翻訳したものだそうです。
修理固成とは、国生み、国造りの神様であるイザナギ、イザナミがおっしゃったことで「まだまだしっかりしていないこの国をひとりひとりの努力で一層、国をつくりかためていくように」という意味です。
愛情の祈りのキーワードは「喜びますように」です。
「喜び」とは、感動して心が揺れ動き、幸せになる、楽しくなる、嬉しくなる、面白くなるということです。
みんなの喜びのための祈り、そしてみんなの喜びのための決意表明であれば、それは神様に届くんだそうです。
要は自分のことで祈るのではなくて、誰かのために祈りを捧げましょう、ってことですね。
愛情の祈りのフォーマット
拝殿の前でお願い事をするときにはフォーマットがあります。
「●●さんが喜びますように」
祈りの神髄は、自分のことを祈らずに、みんなのことを祈ることです。
●●に個人の名前を入れて、相手のための祈りを捧げます。
複数の場合は、家族全員が喜びますように、とか、会社のみんなが喜びますように、という風に言います。
- おじいさんの病気が治り、お爺さんが喜びますように
- 息子が学校に合格して、息子が喜びますように
これは、尊い祈り方ですよね。
利他的な生き方が反映されている祈りです。
でも、自分の願いは願っちゃいけないの? と俗人である私は思ってしまうんです。
はい、そんな私と同じような俗人の皆さん、安心してください。
応用編の祈り方があります!
でも、ルールは変わりません。
私の願いを叶えたい時も、私の願いではなく、まわりの喜びを祈る!です。
応用編のフォーマット
△△(私の願い)が叶って、●●さんが喜びますように
「ひとりだと寂しいから彼氏が早くできますように」だと、自分のことしか祈っていませんね。
これをこう変換します。👇
「私に彼氏ができて、私のお父さんとお母さんが喜びますように」
わたしの願いというよりも、お父さんとお母さんを喜ばせたいという変換が起きるので、不浄な願いから清浄な願いへ変えることが出来るんです。
なんと! この手があったか(笑)
このお祈りの仕方、すごくいいですよね。
私も嬉しいけど、周りの人も嬉しい。
私の願いが誰かを幸せにする。
そんな広がりが生まれると、より一層、自分の喜びも増しますよね!
神様も独りよがりの夢より、一人の願いを叶えたら、ほかの人も喜ばせることになるっていう方を叶えてあげたくなるんじゃないかな。
こんな感じです。
- 売上が上がりますように → 売上が上がって社員みんなが喜びますように
- 私の就職が決まりますように→私の就職が決まって両親が喜びますように。
- 私の結婚式が成功しますように→私の結婚式が成功して、友人や家族が喜びますように。
皆さんも変換してみてください。
愛情の祈りが出来る人は、人生もうまくいく
この愛情の祈りは、人生がうまくいく思考パターンに通じるものがあります。
- 今やっていることで、誰を笑顔にしてあげられるだろうか?
- この仕事は誰のためになるだろうか?
- 目の前の人が本当に喜んでくれることってなんだろうか?
そんな風に誰かの幸せのために活動することはビジネスの基本ですし、この視点を持っている人は好かれる人だと思います。
神社参拝を通して、人生がうまくいく生き方を学べることこそ、最高のご利益なのかもしれませんね。
こちらの本は、他にも有益なことがたくさん書かれていました。
ぜひ手に取って読んでみてくださいね。