仕事や人間関係、健康、将来のことなど、不安や悩みはつきないですよね。
誰かに相談したい時、多くの人はどうしているのでしょうか?
無料でプロに電話相談できる窓口や、自分にあったサービスの出会い方などを書いていきます。
ヒツジ先輩
不安や悩み、ストレスを感じている人はどのくらいいるのでしょう?
まずはデータから。
(本記事の調査データはすべて厚生労働省:平成23年労働災害防止対策等重点調査より引用しました)
働いている人に向けて行ったメンタルヘルスについての調査結果を見ていきたいと思います。
強い不安、悩み、ストレスを感じていますか?
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仕事や職業生活に関する強い不安、悩み、ストレスを感じている割合を見てみると、年代や男女によっても結構違います。
一番不安や悩み、ストレスを抱えているのは、男性・女性ともに30代が最も多く、特に30代女性の約4割の方が「強い不安、悩み、ストレスがある」と回答しています。
確かに自分を振り返ってみても、30代の時というのは、結婚・妊娠などのライフステージが変わることでのストレスが生じたり、選択肢が多いからこそキャリアプランについても深く悩む時期だったと思います。
では、その悩みは誰かに話すんでしょうか?
強い不安、悩み、ストレスの相談を誰かにしたいですか?という質問に
強い不安や悩み、ストレスがあると回答した人のうち、78%の人が誰かに相談したい、と回答しています。
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21%の人は自分だけで処理するため相談もしない、と考えていることになりますね。
では「相談したい」と思っている人は、誰に相談しようとしているのでしょう?
相談窓口としては、いろいろあるはずです。
一定の規模の会社であれば、社内にメンタルヘルスの相談サービスが用意されていることもありますし、カウンセリングサービスはいろいろあります。
・事業書内の相談窓口
・事業所内の産業医
・外部の医療機関
・外部の相談機関 など。
でも、そのような専門家に相談するという選択を取る人はどうも少ないようです。
相談するとしたら誰にしますか? という質問では
専門窓口を飛び越えて、1位になったのは「家族、同僚に相談する」という選択肢でした。(64.1%)
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おー、そうなんですね。
強い不安や悩みがあっても、まだまだ専門家に相談している人は少ないのです。
どうして専門家ではなく、家族や同僚、友人などに相談するのでしょうか?
ここからは推測ですが、なぜ、専門家に相談する人は少ないのかというと。
- どこに相談したらいいか分からない、相談窓口を知らないから。
- お金や時間が結構かかりそうだから。
- 専門家を頼っても、本当に効果があるのか疑問だから。
- カウンセリングは、鬱など病名がついて治療が必要な段階の人が受けるものだと思っているから。
- 悩みがあったら身近な人に話すのが習慣になっていて、疑問にも思っていないから。
- 社内相談窓口を利用することで人事評価などに影響が出るのではないかと心配だから。
こんなところでしょうか?
もちろん、身近な人に話すことですっきり解決しているのなら、それで良いと思います。
でも、その場でのスッキリだけでなく、根本的にスッキリしたい場合は、専門家に相談するということは有効な選択肢の一つだ、と私は思っています。
いつも同じ反応で苦しんでいたり、自分を変えたいのなら、専門家の援助をもらいながら取り組んでいくのがベストでしょう。
エステに行ってキレイになっていったり、ジムでトレーニングをしてボディメイクをしていくのと同様、専門家と手を組んで行うメンタルケアが効果的であることを多くの人に知ってもらいたいと思っています。
不安や悩みを専門家に相談するメリットとはなんでしょうか?
身近な人には、実はぶっちゃけて不安や悩みを話せない。
家族や同僚、友人というのは、仕事や日常生活の中でなんらかの関係性が構築されています。
共通の知り合いが多かったり、同じ組織に所属していたり、環境を重なりあわせながらそれぞれの役割や利害を持っています。
関係性があるからこそぶっちゃけて話せない、ということは結構あります。
迷惑がかかるから、こんなことを言ったら嫌われそうだから、心配をかけたくないから、弱みを見せたくないから。
そんな気持ちが働いて、本音で相談できないのであれば、あんまり意味がありません。
また、利害関係がある場合は、自分をさらけ出すことに恐怖感が生まれやすいのです。
専門家に相談する場合、日常の人間関係から外れたところで、ありのままの状況や思いを安心して話せるという利点があります。もちろん守秘義務もありますので、カウンセリングの場で話したことが漏れることもありません。
専門家は、そもそも聞き方が違う。
私は、セラピストとして心理相談の仕事をさせていただいていますが、セラピストとしてお相手の話を聞く時と、家族や友人の話を聞く時のモードは異なっています。
セラピストとしてトレーニングを受けてきていますから、セラピストモードでいる時には、自分の価値観を脇に置き、基本的に傾聴に徹しています。
ジャッジを捨てたニュートラルなポジションの心持ちを心掛け、クライアントさんが自分の中にある答えをキャッチできるように、効果的な問いかけをしていきます。
プライベートで友人と話をしている時には、自分の価値観も入れて聴いてますし、そのような問いかけの手法なども使いません。
たとえば、友人がお姑さんの悪口を言っていたとします。
「お義母さんからこんなことを言われて、むかついたのよー。ほんとにひどい!」という感じで友人が超絶に怒り始めたとしたら。
プライベートモードで聞いている時は「うわー、それはひどい。そんなこと言うなんて! 信じられないよ!」なんて自分の価値観も入れながら、友人と一緒に怒り始めるかもしれませんし、どうしても友人サイドに立ってしまうので、冷静な判断ができないかもしれません。
それはそれで、一緒に気持ちを合わせてくれたという満足を友人は感じてくれるかもしれませんが、気付きを得たり、本当の意味での解決には繋がりにくいと思うのです。
愚痴を吐けたことで、その時はちょっとすっきりするかもしれないけれど、お義母さんへの嫌悪感はもっと増してしまうかもしれないし、また同じことを繰り返してしまい、ストレスは減らないかもしれません。
でも、「どうしてこんなにお姑さんにイライラしてしまうのだろう。なぜ、こんなに許せない想いが出てくるのだろう。この反応を変えられたら楽になるのに」と思うのだったら、単に愚痴を吐いているだけでは解決に向かっていかないですよね。
この場合は自分自身と向き合うプロセスが必要になってきますし、専門家に伴走してもらった方が早いし、確実だと思います。
話の聞き方やアプローチは、カウンセラーやセラピストと言われる人の中でもそれぞれのやり方がありますので具体的には言及しませんが、いずれにしても一定のトレーニングを受けていますので、ただの雑談にはならないということです。
なんらかの変容や効果を目指して、冷静な立ち位置から、相手の中から気付きや癒しが生まれていくような話の聞き方をしていきます。
意図のパワー発揮で好転
たまにこういうことをおっしゃるクライアントさんがいます。
「予約を入れたところから、なんだか気持ちが楽になって」
「予約してからカウンセリングの日を待っている間に不思議と悩みが軽減してきました」
と、予約しただけで良い方向に向かってきたというのです。
一見、謎のコメントなのですが、これは「意図の力が働いて、好転に向かっている」という現象なのではないかと私は思っています。
不安や悩みを誰かに相談するという行為は、ネガティブで観たくない自分と向き合うということ。
勇気や覚悟がいるものだと思います。
そのハードルを超えて、「自分を変えたい!」「問題を解決して前に進むんだ!」とコミットできたからこそ、専門家に予約を入れるという行動が出来たはずなんですね。
そこには、間違いなく大きな内なるパワーが湧いているので、それだけでも心理状態は変わっていくのです。
予約をしたり、カウンセリングに行く、というその行動自体が現実に影響をもたらします。
心が変わると行動が変わって、起きる現象も変わっていきます。
身近な人に話す時にはここまでのコミットは起きにくいと思います。
カウンセリングやセラピーがもっと身近になったら?
日本では「カウンセリングやセラピーは、病んでいる人が受けるもの」という認識でいる方が多いかもしれませんが、欧米ではもっと気軽で身近なものとして利用されているようです。
良い状態を保つため、自己実現をしていくためという目的で利用する人も多く、カウンセリングやセラピーに対するイメージ自体が異なっています。
保険適用で受けられるサービスも多いのも普及に繋がっていると思われます。
スポーツの世界に目を向けると、一流のアスリートには、ほぼメンタルトレーナーが付いています。
フィジカルのトレーニングだけでなく、メンタル面のケアが成績や成長に大きく貢献するという認識が常識になっているからです。
心身のマネジメント力に長けている一流のアスリートがメンタルの専門家を必要としているということは、一般の人にとっても、大きな効果が生まれる可能性が高いはずですね。
カウンセリングやセラピーが多くの人にとって身近に利用できるものになった時、一人ひとりの心の健全度が大きく変わるのではないでしょうか。
心理相談サービスを利用したいけど、どこに行けばいいのか分からない方へ。
自治体やNPO法人が行っている電話やネットでの相談窓口がいくつかあります。
こころの健康相談統一ダイヤル
電話をかけた所在地の都道府県・政令指定都市が実施している「こころの健康電話相談」等の公的な相談機関に接続します。
電話番号 0570-064-556
相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なります。
※050で始まるIP電話やLINE Outからは接続できませんので、各都道府県・政令指定都市の窓口(IP電話対応)の電話番号におかけください。
よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター)
どんな人のどんな悩みでも受け付けてくれます。
電話、FAX、チャットやSNSによる相談に対応しており、外国語対応も選べます。
電話番号 0120-279-338
つなぐ ささえる(フリーダイヤル・無料)
岩手県・宮城県・福島県から 0120-279-226
つなぐ つつむ(フリーダイヤル・無料)
実施日時 24時間対応
ホームページ よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター)
※050で始まるIP電話やLINE Outからは050-3655-0279
(24時間対応)におかけ下さい。
いのちの電話(一般社団法人 日本いのちの電話連盟)
「いのちの電話」の活動は、1953年に英国のロンドンで開始された自殺予防のための電話相談に端を発しています。
電話番号 0570-783-556
午前10時から午後10時まで
※IP電話(アプリケーション間の無料通話を除く)からは 03-6634-2556
(通話料有料)におかけ下さい。
0120-783-556
(フリーダイヤル・無料)
毎月10日午前8時から翌日午前8時まで
※IP電話(アプリケーション間の無料通話を除く)からは03-6634-7830
(通話料有料)におかけ下さい。
インターネットからの相談も行っています。
詳しくは、ホームページ いのちの電話(一般社団法人 日本いのちの電話連盟)をご覧ください。
東京自殺防止センター(特定非営利活動法人(NPO法人) 国際ビフレンダーズ東京自殺防止センター)
自殺について悩んでいる方への相談窓口です。
電話相談が中心ですが、必要な場合は面接や手紙による相談にも応じています。
電話番号 03-5286-9090
実施日時 年中無休、夜8時から翌朝5時30分まで(ただし、毎週火曜日は夕方5時から翌朝2時30分まで、 木曜日は夜8時から翌朝2時30分まで)
ホームページ 東京自殺防止センター(特定非営利活動法人(NPO法人) 国際ビフレンダーズ東京自殺防止センター)
特定非営利活動法人コミュニティ総合カウンセリング協会
大学等が運営しているカウンセリングサービスがあります。
全国の大学の心理相談室で、さまざまな心理的な問題や心理的、神経症的な症状に悩む人たちに対し専門家(臨床心理士)・大学院生による心理的援助を行っています。料金も格安で提供されています。
詳しくはホームページからご確認ください。
潜在意識にアプローチする療法とは
私が提供しているセラピーは、いくつかのツールを組み合わせて行っていますが、いずれも潜在意識にアプローチをしていくものになっています。
思考だけを使って対話をしていくのではなく、感情や感覚と繋がっていくことで、深い部分から自分と向き合うことができます。
自分のことは自分でよーく分かっている、と思いがちですが、実はほとんど自分のことが理解できていないもの。
本当の欲望も、ミッションも、トラウマも、みんな地下2階に隠れていると思ってください。
潜在意識の領域、ということです。
地下2階(潜在意識)に行って、本当の自分に出会っていくという作業を、言葉とイメージの世界を使って一緒に行っていきます。
どんな方にとっても、実りある時間になると思います。
<セラピーでやってることの流れ>
地下2階(潜在意識)に行って、自分を優しく見つめる→
深く理解する→
まるごと受け止める→
自然に思い込みや不健全なエネルギーが解放されていく→
認知が変わる→
世界が違って見えるようになる
⇒生きやすくなる、自分のことが好きになる♡
握り続けていたネガティブな思い込みを外していくと、受容の世界が広がっていき、心の健全度は上がります。
興味がおありの方はぜひ一度ご体験くださいね。私の行っている療法
まとめ
- 不安や悩みを抱えていても、専門家を頼らない現状があります。相談するのは家族や同僚、友人など身近な人にしている人が多いようです。
- カウンセリングやセラピーは精神疾患を患っている人のものだけではなく、一般の人がコンディショニングに利用することにも向いています。
- 欧米ではもっと気軽に利用されていますよ。
- 専門家に頼ることのメリットの多さや効果も知ってほしいです。
- 公的な機関が無料で提供している相談窓口も多いので、目的にあわせて利用していきましょう。
私がやっている潜在意識を活用した心理セラピーを興味がおありの方はぜひ一度ご体験くださいね。
ヒプノセラピー